東海・東南海・南海地震 防災対策

和歌山県田辺市は、市防災対策アクションプログラム(行動計画)を策定した。東南海・南海地震などの大地震や風水害、土砂災害への具体的な施策を示した内容で、2015年度末までに想定死者数を半減する目標を掲げた。市は毎年度、このプロジェクトの進ちょく状況を公表する。
 政府によると、今後30年以内に東海地震が発生する確率は87%東南海地震は60〜70%、南海地震は50〜60%となっている。
 政府の減災戦略を受け、県は東海・東南海・南海などの大規模災害による県内想定死者数5000人を15年度末までに半減する行動計画を公表している。
 県によると、3地震同時発生による田辺市の想定死者は1110〜1260人。
 これを受け、市も15年度末までに想定死者数を半減することを目標に設定。風水害と土砂災害による人的被害をゼロにする目標を掲げた。