伊豆東方沖地震 東海地震には直結せず

静岡県伊豆地方で17日深夜と18日朝に震度5弱を計2回観測した地震で、気象庁は記者会見し、今後も震度5弱から5強程度の地震が発生する可能性があるとして、引き続き注意を呼びかけている。

 気象庁によると、伊豆地方では17日午後11時45分ごろと18日午前8時45分ごろ、震度5弱を観測。地下深部のマグマ活動による群発地震とみられる。17日午後6時15分から18日午前10時にかけ、震度3〜1の地震も計90回近く起きている。

 震度5弱の震源は、いずれも伊豆半島東方沖の同じ領域とみられ、震源の深さは約4〜5キロ。地震の規模はマグニチュード(M)5・0〜5・1と推定される。

 伊豆半島東方沖の群発地震は統計を取り始めた昭和53年以降、今回で46回目。過去の傾向や観測された地殻変動から、今後数日から10日ほどの間に震度5弱から5強程度の地震が発生する恐れがあるという。

 今回の地震東海地震に直結する活動ではなく、海底噴火などの兆候もみられないという。